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本標準規格は、無線設備規則第三十七条の二十七の二十一から二十三に規定される「番組素材中継を行う無線局等の無線設備」(FPU)であって、42GHz帯*1又は55GHz帯*2並びに42GHz帯及び55GHz帯を使用する無線局の無線設備について規定したものである。本件に関係する総務省令第16号は、平成20年2月27日に施行された。
本標準規格は上記の省令改正を受けて、チャンネルプラン、伝送方式、送信機の技術基準、回線品質や回線設計、メーカー間互換性規定等を詳細に規定したものである。また、伝送方式等は、UHF帯やマイクロ波帯FPUの標準規格と可能な限り共通性を持たせてある。
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本標準規格を用いた無線伝送システムの特徴は以下の通り。
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チャンネル数が増えたことにより、スタジオ等でのマルチカメラ運用が可能 |
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最大1.5Gbit/sまでの伝送が可能であり、低遅延かつ高画質のシステムが実現 |
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スタジオやホール、競技場等、様々な場所での活用が期待 |
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1 適用範囲
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テレビジョン放送番組素材伝送用の可搬形無線伝送機器であるFPUのミリ波帯デジタル無線伝送システムに適用する。
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2 構成と概要 |
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本標準規格は、4つの章と1つの参考資料から構成される。第2章から第4章は、チャネル間隔125MHz、500MHz、1GHzのシステムについて記載している。また、章内は電波法関連規則等で規定される技術基準と伝送路符号化方式を規定したメーカー間互換性規定から構成される。
それぞれの章、及び参考資料の概要は次のとおり。
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第1章 一般事項
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目的、適用範囲、参照文書及び用語の説明について記載している。
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第2章 125MHzシステム
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125MHzシステムは、ワイヤレスカメラとしての使用を想定しており、スタジオやスポーツ中継の現場で移動しながらの撮影を目的としたものである。42GHz帯及び55GHz帯の1GHzの周波数帯域内で、それぞれ8チャンネルを確保しており、スタジオ撮影で要求されるマルチカメラ運用が可能となっている。伝送方式には、シングルキャリア方式、OFDM方式及びMIMO-OFDM方式の3種類がある。
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第3章 500MHzシステム
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500MHzシステムは125MHzシステムに比べて高画質化を図ったものであり、静止環境での使用のほか、移動範囲がある程度限定されるレールカメラ*3やワイヤーカメラ*4としての使用を想定している。伝送方式には、シングルキャリア方式が採用されている。
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第4章 1GHzシステム
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1GHzシステムは非圧縮のハイビジョン映像を伝送できるようにしたものであり、ハイビジョン画質を劣化させたくない場合や低遅延時間が求められるアプリケーションに適用される。使用環境としては、主に静止環境を想定している。伝送方式にはシングルキャリア方式が採用されており、HD-SDI信号を入出力インタフェースとするシンプルな構成が特徴である。
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参考 回線設計例
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125MHzシステム、500MHzシステム及び1GHzシステムについて、スタジオ内や屋外での使用を想定した場合の回線パラメータ(送信出力、回線距離、伝送マージン等)を記載している。
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ワイヤレスカメラの運用例(左上:スタジオ、右上:ゴルフ場、下:競技場)
(情報通信審議会 情報通信技術分科会 放送システム委員会報告書
(平成19年9月10日)より引用) |
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*1 41.0GHz〜42.0GHzの周波数帯
*2 54.27GHz〜55.27GHzの周波数帯
*3 レールを軌道とした移動台車に設置されるカメラ
*4 吊りワイヤーを軌道とした移動台車に設置されるカメラ
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