トップページへ
お知らせ・お問合せ ARIBのご紹介 ARIBの事業概要 照会相談・情報提供業務 特定周波数変更対策
情報資料コーナー 頒布図書 関連サイト ARIB会員のページ 情報提供利用会員のページ
サイトマップ
「調査・研究・開発・標準規格策定」一覧
調査・研究・開発・標準化
調査研究
調査研究及びその体制
IMT-2000研究委員会
電磁環境委員会
調査研究会等
研究開発
研究開発及びその体制
開発部会
標準規格策定
標準規格の策定
規格会議
標準規格の規格体系
IPRポリシー
IPR検索サービス
標準規格等一覧
標準規格(通信分野)一覧表
技術資料(通信分野)一覧表
標準規格(放送分野)一覧表
技術資料(放送分野)一覧表
技術資料(共通分野)一覧表
IMT-2000
PIAFS

技術資料概要(放送分野)

 技術資料の概要及び改定の概要

資料番号

ARIB TR-B34 1.0版

技術資料名 制作・取材用リアルタイムIP映像伝送における品質確保のためのガイドライン
策定年月日 2011年12月 6日
概要
 近年、IPネットワークを用いて放送素材や情報カメラなどの映像をリアルタイムに伝送することが増えている。IPネットワークにはパケットロスやパケットジッタ等の特有の問題があり、映像品質を確保するためには、IP映像伝送の特徴を理解した上で適切な対策をとる必要がある。
 本技術資料は、IP映像伝送の用途や目的に応じた最適なシステム構築を目的として、ベストエフォート型IPネットワークサービスを利用したリアルタイム映像伝送システム特有の問題とその対策について解説し、その対策を有効活用する方法について記載したものである。

1 適用範囲
 本技術資料は、制作・取材用リアルタイムIP映像伝送における品質確保に適用する。

2 構成と概要
 本技術資料は、7つの章から構成される。それぞれの概要は以下のとおりである。

第1章 一般事項
   本技術資料は、制作・取材においてIPネットワークを用いてリアルタイムに映像伝送を行う際の品質確保のためのガイドラインを示すものである。
第2章 IP映像伝送
   放送事業者が制作や取材のために利用する種々のIP映像伝送のうち、本ガイドラインが想定するIP映像伝送は、ベストエフォート型IPネットワークサービスを利用したリアルタイムの映像伝送である。
第3章 IP映像伝送における映像伝送品質
   IP映像伝送における映像伝送品質を特徴付ける遅延、アベイラビリティ(可用性)、画質(符号化)の三つの要素について、各要素の要因を説明する。
第4章 IP映像伝送におけるネットワーク品質
   IPネットワークの品質に関し、遅延、パケットジッタや遅延変動、パケットロスについて説明する。パケットロス対策技術として、前方誤り訂正(FEC)と自動再送要求(ARQ)を解説する。また、IPネットワークの試験について説明する。
第5章 IP伝送品質劣化対策と映像伝送品質確保
   IP伝送品質劣化対策の効果とデメリットを整理し、映像伝送品質を確保するために劣化対策をどのように実運用に適用すべきか、IP映像伝送システムのパラメータの決定方法を示す。また、IP映像伝送機器を選定するための評価方法を示す。
第6章 IP映像伝送システム構築事例
   ネットワーク環境(パケットロス、ジッタ、遅延)やコーデック処理遅延などの条件を想定し、第5章で説明したIP映像伝送システム(エンコーダー/デコーダー)のパラメータと、その場合の遅延量や伝送レートについて、具体的な数値を例示する。
第7章 まとめ
   相互接続性が今後の検討課題である。

キーワード(用語と略語)

IP映像伝送

 映像データをIP(Internet Protocol)パケットに変換して伝送する。

伝送品質

 本技術資料では、IP映像伝送における映像伝送品質を、遅延、アベイラビリティ(可用性)、画質(符号化)の3つの要素で評価している。

遅延

 IP映像伝送システムにおける遅延は、コーデック内での符号化、パケット化、エラー訂正の各処理遅延と、IPネットワークの伝送遅延がある。IPネットワークの伝送遅延には、伝送距離に応じた物理的な伝播遅延とネットワーク機器など通過装置の処理による遅延がある。

パケットロス

 IPネットワークでパケットの一部にデータエラー発生した場合に、エラーを検出した後段の機器がそのパケットを廃棄する場合と、ネットワーク機器がその処理能力やインタフェースの帯域限界、論理的な帯域制限などを超えないようにパケット単位に廃棄した結果、受信側で認められる現象である。映像品質の劣化(ブロックノイズ、フレームの欠落や崩れ、フリーズ、デコード停止など)の要因となる。

パケットジッタ

 受信側パケットの到着時間間隔が送信側パケットの送出間隔と異なる現象を言う。パケットジッタの発生源はネットワーク機器など通過装置の処理時間(遅延)であり、機器の仕様・特性・使用環境などにより大きく変化する。IP映像伝送における映像品質劣化要因(主に映像クロック精度劣化)となる。

FEC(Forward Error Correction)

 前方エラー訂正処理。パケットロス対策の方法の一つであり、送信側でメディアパケットの配列に応じたFECパケットを生成し、受信側では伝送後のメディアパケットとFEC パケットを元のパケット配列に従い再構成して、欠落したパケットを補う方法である。

ARQ(Automatic Repeat reQuest)

 自動再送信要求方式。パケットロス対策の方法の一つであり、送信側と受信側が連携してパケットロスを検出し、送信側に再送信要求する方式である。


改定履歴
版数 策定日又は
改定日
主な改定内容
1.0版

2011.12.06

 策定


ページの先頭に戻る