我が国の鉄道事業において、無線通信の役割は大変重要です。列車は移動体であり
運転士との連絡手段としての無線通信が重要であり、その機能を担う列車無線は、運
転保安のための必須の設備となっています。また、災害時などにおいてのインフラの
維持、復旧、異常の有無の確認においても、自営無線網などの携帯電話によらない無
線通信も重要です。
　JR東海では、これらを実現するには、自営系移動無線においてこれまでにない大容
量通信が必要となることから、必要な周波数帯幅が確保できかつ、比較的空いている
ミリ波帯(40GHz帯)による列車無線システムの実用化が進められているところです。
　そこで、今回のARIB電波利用セミナーでは、東海旅客鉄道株式会社 総合技術本部
技術開発部 上級上席研究員 信号通信技術チーム 鉄道通信グループリーダーの松村様
をお迎えして、鉄道における電波利用の変遷と今後についてご講演いただきます。
会員の皆様には、是非ともご参加下さいますようにご案内申し上げます。
（注）本セミナーの申込期限は11月19日（火）とさせていただきます。