ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)は、最先端の情報通信や制御技術を活用して、 人と道路と自動車の間で情報の受発信を行い、道路交通が抱える事故や渋滞、環境対策(地球温暖化ガスの排出量 削減)等、様々な課題を解決するためのシステムです。 ITS Japanは、特定非営利活動法人(NPO法人)として、移動・交通分野に関係する省庁や団体、企業と連携し、 ITSの発展・実用化・普及の促進と国際交流に関する活動を行い、産業の発展を通じて、一般市民が住みやすく 活き活きした社会の実現を目的とした団体です。 ITS Japanでは、ITSの実用化・普及促進の一環として、政府・政策への民間からの提言活動を行っており、2016年度 には消防庁に対し、車車間通信システム対応車載器の搭載による救急車の事故低減や搬送時間短縮、さらには 一般車両も含めたITSサービスのさらなる普及に向けた研究開発を提言しました。その結果、消防研究センターとの 間で官民連携の研究開発を実施することとなり、次世代救急車対応検討TFを設置し、検討を進めてきました。 第163回電波利用懇話会では、ITS Japan 企画グループ長の宇津木様とITS Japan 次世代救急車対応検討TF リー ダーの菅沼様をお迎えして、まずITS Japanの概要をご紹介頂いた後で、次世代救急車へのDSSS(Driving Safety Support Systems)車載器搭載に向けた検討状況や今後の展望等についてご紹介いただきます。 ご関係の皆様には、是非ともご参加下さいますようにご案内申し上げます