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標準規格概要(STD-T111)

1.標準規格の概要

標準規格番号 ARIB STD-T111
標準規格名 79GHz帯高分解能レーダー
策定年月日 2012年12月18日
標準規格概要

本標準規格は、車両から歩行者や自転車等の小さな対象物を高分解能で検知する79GHz帯高分解能レーダーに関するものであり、電波法施行規則第6条第4項第2号に基づく特定小電力無線局のうち無線標定業務を行うものである。

既存の76GHz帯レーダー(ARIB STD-T48で規定)は、車両に搭載され、前方の車両や道路上の障害物を検知して事故を軽減する安全システム並びに後続車両及び斜め前方から接近する車両について注意を喚起するシステム等に用いられているが、本レーダーはこれらに加え、歩行者、自転車等を検知するため、77GHzを超え81GHz以下(総務省告示に基づく指定周波数帯は78GHzから81GHz)の周波数を使用し、対象物の分離・抽出性能を向上させたものである。

なお、各章の概要は、以下のとおりである。

第1章 一般事項
標準規格の位置付け、適用範囲、準拠文書等を規定。

第2章 無線設備を用いた標準システム
適用するシステムの構成、システムの運用形態等を規定。

第3章 無線設備の技術的条件
国の技術基準(強制規格)を含む無線設備の技術的条件を規定。

第4章 測定法
第2章の規定項目ごとの測定法を規定。

第5章 用語
標準規格で使用する用語を定義。


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
1.1版 2017.03.24  2015年11月に開催された世界無線通信会議(WRC-15)における議題1.18「79GHz帯における無線標定業務への一次分配」の審議結果を受け、総務省が実施した79GHz帯高分解能レーダーに使用する周波数の拡大に係る制度整備に対応し、所要の改定を行なうものである。具体的には、78.0GHzから81.0GHzであった指定周波数帯を77.0GHz から81.0GHzまでに拡張するものである。
1.0版 2012.12.18  策定

3.一部閲覧(最新版)

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