特定の場所に設置して運用される無線局を対象として、各種設備毎に防護規格の適合性を簡易に評価するための推定法並びに最新の測定法について記述している。

本資料で対照とする無線局は、特定の場所に設置して運用される無線局を対象とし、移動局、携帯電話端末、非常時に臨時に開設される無線局は対象外とする。

適用される防護規格は既にRCR STD-38で規定されている規格とする。すなわち、電磁界強度規格を基本とし、接触ハザードが防止されていない場合や非接触条件を満たさない場合の補助規格や、接触電流、誘導電流に関する指針も対象とする。このため、必要に応じて誘導電流、接触電流を測ることも想定している。

本資料で述べる方法は、一般環境指針値並びに管理環境指針値のいずれとの適合性評価にも適用可能である。具体的には当技術資料の第2部において、一般環境指針値、管理環境指針値の両指針値との適合性評価法の具体的事例について記述している。