技術資料概要(BTA S-1005)
1.技術資料の概要
| 技術資料番号 | BTA S-1005 |
|---|---|
| 技術資料名 | 高精細度テレビジョン方式スタジオ機器の相互接続 |
| 策定年月日 | 1992年5月 |
| 技術資料概要 | 本技術資料は、高精細度テレビジョン方式スタジオ機器の相互接続についてのガイドラインを示したものである。 1990年6月に郵政省・電気通信技術審議会において、「高精細度テレビジョン放送方式に関する技術的条件」に関わる答申が行われ、これに基づいて1992年5月に「スタジオ機器に使用される各種信号の相互接続」と「カメラとレンズ間のインターフェース」のガイドライン(BTA S-1005)を制定した。その後、「ポータブルカメラとポータブルVTR間のインターフェース」と「カメラ用標準ケーブル及びコネクタ」のガイドラインを追加している。 本標準規格は、放送局及びプロダクションで使用される、撮像、記録、伝送及び表示用の高精細度テレビジョン方式スタジオ機器に適用するものである。 |
キーワード(用語と略語)
| キーワード | 説明 |
|---|---|
| C→S、及びS→C | カメラ側(C)からシステム側(S)への信号の流れ、及びシステム側(S) からカメラ側(C)への信号の流れをそれぞれ表す。 |
| C→L、及びL→C | カメラ側(C)からレンズ側(L)への信号の流れ、及びレンズ側(L)からカメラ側(C)への信号の流れをそれぞれ表す。 |
| C→V、及びV→C | カメラ側(C)からVTR側(V)への信号の流れ、及びVTR側(V)からカメラ側(C)への信号の流れをそれぞれ表す。 |
| ガラス1 | プリズムガラス。 |
| ガラス2 | フィルターやCCDのカバーガラスなどのガラスの総称。 |
| モード1 | 1インチカメラとレンズ間のインターフェースにおける丸型12ピンコネクタの基本的な接続モード。 |
| モード2 | 1インチカメラとレンズ間のインターフェースにおいて、モード1の一部を時分割多重とした丸型12ピンコネクタの基本的な接続モード。 |
| モードC | 2/3インチカメラとレンズ間のインターフェースにおいて、現行NTSC方式カメラ用レンズと互換性を持たせた丸型12ピンコネクタの基本的な接続モード。 |
| モードH | 2/3インチカメラとレンズ間のインターフェースにおいて、デジタルコマンドの授受及び時分割多重方式を採用した丸型12ピンコネクタの基本的な接続モード。 |
| ローインピーダンス | 50Ω以下。 |
| ハイインピーダンス | 10kΩ以上。 |
2.改定の概要
| 版数 | 策定又は改定日 | 改定の概要 |
|---|---|---|
| B版 | 1997.04 | 「デジタル映像伝送方式カメラ用標準ケーブル及び同コネクタ」を追加。 |
| A版 | 1994.03 | 「デジタル音声インターフェース」、「2/3インチカメラとレンズ間のインターフェース」、「ポータブルカメラとポータブルVTR間のインターフェース」及び「アナログ映像伝送方式カメラ用標準ケーブル」を追加。「付録」にHD信号とVD信号について記載。 |
| 1.0版 | 1992.05 | 「スタジオ機器に使用される各種信号の相互接続」と「カメラとレンズ間のインターフェース」のガイドラインを制定。 |

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