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技術資料概要(TR-B32)

1.技術資料の概要

技術資料番号 ARIB TR-B32
技術資料名 デジタルテレビ放送番組におけるラウドネス運用規定
技術資料概要

本技術資料は、デジタルテレビ放送における平均ラウドネス値及びトゥルーピーク値の運用において考慮するべき事項を取りまとめたものである。

本技術資料は、デジタルテレビ放送において、制作、搬入、交換及び送出するすべての完成番組の音声信号に適用する。なお、番組とは、一般番組やCMなどを指す。


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
1.6版 2025.03.25  本改定では、オブジェクトベース音響方式で制作された番組音声の平均ラウドネス値を測定するアルゴリズムと測定時の留意点などを追記した。
1.5版 2016.09.29  2016 年7月にARIB STD-B59:三次元マルチチャンネル音響方式スタジオ規格が改定されたのを受け、7.1chのチャンネルラベルと重み係数を追記するとともに、22.2ch、7.1chの重み係数を確認するためのチェック信号を追記するものである。
 さらに、プリフィルタの利得に対する補正値が、1kHz正弦波ではなく、997Hz正弦波に対応していることを明記するとともに、用語の統一と明確化を目的とした修正を行った。
1.4版 2015.12.03  従来の5.1chまでの測定法であるRec. ITU-R BS.1770-3が5.1chを超える三次元音響用の測定法に拡張され、BS. 1770-4に改訂されたことを受け、本技術資料を5.1chを超えるチャンネル数に対して拡張するものである。
1.3版 2015.07.03  音声モードがモノの場合の平均ラウドネス値の測定法を明確化するものである。
1.2版 2013.12.10  本技術資料の目的があくまで平均ラウドネス値及びトゥルーピーク値により番組を管理するための規定であることを明確化するとともに、短時間計測モードはそのスコープの範囲外であり、「参考資料」の位置づけでRec. ITU-R BS.1771に記述されているメータ特性及び要件について、情報として追加を行うものである。
1.1版 2013.03.19  本技術資料は、ITU-R勧告BS.1770で規定されるラウドネス測定アルゴリズムに基づいた運用を規定しており、この規定に基づくラウドネスメータを用いて、番組全体の音の平均ラウドネス値を求め、その値を一定とすることで番組の音量差を最適化しているが、ラウドネスによる音声レベル管理が実運用されるにあたり、ラウドネスメータが本技術資料で規定するアルゴリズムに準拠しているか否かを確認するための手法が求められていた。
 今回の改定は、7種類のチェック信号を規定し、この信号をラウドネスメータで測定することで、測定値と期待値を比較し動作確認を可能とするようにするものである。
1.0版 2011.03.28  策定

3.一部閲覧(最新版)

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