本技術資料は、放送局のスタジオ内外で使用される4K映像ビット直列インタフェースにおいて、補助データパケットを用いて、放送局間制御信号、デジタル字幕データ、ユーザデータを放送局間で伝送する場合の多重方法および運用方法を規定することを目的とする。

今回の策定では、高度広帯域衛星デジタル放送で使用される4Kビット直列インタフェースにおいて、各種補助データパケットの運用を可能とするため、パケットの多重条件および多重ライン位置を規定している。また、525/60テレビジョン方式コンポーネントおよび1125/60方式HDTVビット直列インタフェースの補助データパケット運用規定（ARIB TR-B23）と同様の多重構造を維持する運用を行う場合の推奨多重位置を解説に記載している。