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標準規格概要(STD-T97)

1.標準規格の概要

標準規格番号 ARIB STD-T97
標準規格名 Mobile Broadband Wireless Access Systems (IEEE 802.20™ TDD Wideband and 625k-MC Modes Application in Japan) ARIB STANDARD
策定年月日 2008年9月25日
標準規格概要

本標準規格ARIB STD-T97は、無線設備規則第49条の28に規定される「直交周波数分割多元接続方式広帯域移動無線アクセスシステムの無線局の無線設備」にかつて規定されていた「送信バースト長が911.46マイクロ秒の自然数倍又は911.46マイクロ秒の自然数倍に1,070マイクロ秒を加えた値のものの無線局の無線設備」及びかつて第49条の30に規定されていたる「時分割・周波数分割多元接続方式広帯域移動無線アクセスシステムの無線局の無線設備」について規定されたものである。

その後の省令改正により上述した無線設備規則の当該条項が削除されたため、本標準規格ARIB STD-T97は廃止された。

本システムは、2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステムの一つであり、静止から時速250kmのモビリティに対応できるワイヤレスブロードバンドシステムである。現行の第3世代携帯電話システムを凌駕する伝送速度と周波数利用効率の向上技術とQoS技術を有し、オールIPベースのネットワークに接続することを前提とした、公衆向け広帯域データ通信サービスを行うための無線システムである。

この標準規格は、IEEE 802.20と呼ばれるシステムを日本で実現するためのものであった。

なお、本標準規格は、英文でのみ作成された。


2.改定の概要

版数 策定又は改定日 改定の概要
- 2017.07.27  廃止

 本標準規格で規定される無線局は、無線設備規則第49条の28及び第49条の30で当初規定されていたが、平成24年12月5日付総務省令第99号「電波法施行規則等の一部を改正する省令」にて本標準規格に該当する条文は削除されたため、本標準規格を廃止するものである。
Ver. 2.0 2011.03.28  総務省における制度整備(総務省令平成21年第112号及び総務省告示平成21年第527号)、関連するIEEE 802.20の新規標準規格文書のReferencesへの追加、さらに本標準規格1.0版に係る必須の工業所有権の実施の権利に係る確認書の提出があったため、改定した。
Ver. 1.0 2008.09.25  策定



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